【サッカー】レアルCL3連覇 レアルとバルサの歴史的関係と比較

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今朝レアルVSリバプールのCL決勝がありました。

レアルマドリードが勝利してCL3連覇を達成しました。

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CLとは?

UEFAチャンピオンズリーグです。前身はUEFAチャンピオンズカップ。

毎年開催されるヨーロッパの大会なので、W杯に比べると視聴者数や規模などは劣ります。

しかしクラブチームレベルの大会では最高峰で、 レベルもクラブチームということもあってW杯より高い。

基本的にサッカー界はCLの優勝チームのトレンドがW杯やユーロにも反映されがちです。

それぐらい最先端のサッカーで各クラブチームが競い合う大会です。

国内リーグもありますがあくまで国内の話であって、この大会で勝つことを重要視するクラブチームも多い。

CL優勝チーム(2001年~2018年)

レアルマドリード 5回

バルセロナ 4回

ミラン 2回

バイエルン、インテル、マンU、チェルシー、リバプール、ポルト 各1回

レアルとバルサが突出しています。

この2チーム異常です。

結果この2チームを中心に近年のサッカー界は回ってます。

ゆえにこの2チームを追えば近年のサッカーが分かります。

レアルとバルサの関係

歴史的背景がほぼほぼです。

スペインは長らくフランコ将軍による独裁政権が続いていました。

スペインは多民族国家です。

国内の統一をはかるため、 フランコ将軍はバスク人、カタルーニャ人を弾圧していました。

彼らの帰属意識を問題視したためです。

バルセロナのあるカタルーニャ地方はカタルーニャ語で、公の場でカタルーニャ語を使用することも禁止されていました。

しかしそんな中、バルセロナの本拠地であるカンプノウでは唯一カタルーニャ語が禁止されていませんでした。

フランコ将軍がカタルーニャ人の捌け口としてサッカーを政治的に利用したと思われます。

当然政治的な意味合いもこめて、マドリードに対しての反発は激化します。

巨人阪神などといった一般的なスポーツのライバル関係などと意味合いが全く違います。

スポーツに政治、人種、宗教などを持ち込むことは禁止されていますし、望ましくないですが仕方ないこともあります。

有名なのはフォークランド紛争を絡めたW杯のイングランドVSアルゼンチンでしょう。

サッカーは非常に人気のあるスポーツなので致し方ないことです。

年代ごとのレアルとバルサの比較

常にどちらも強いのですが、やはりどちらかが強いときはそちらが注目されます。

2001年~

レアルの時代でした。

世にいう銀河系軍団です。

ジダン、ロナウド、ラウル、フィーゴに加えてその後もファンニステルローイ、ベッカム、オーウェンなどとスターを集めます。

象徴的なシーンはCL決勝のジダンのスーパーボレーです。このゴール、いまだに使われてます。

2003年~

バルサはW杯の活躍などで全盛期を迎えつつあるロナウジーニョをパリSGから獲得します。

個人的にはこれが今なお続くバルサ快進撃の中で最大のファインプレーだと思います。

人を惹きつけるプレーが圧倒的で黄金時代を築きます。

また、若き日のメッシも当時ロナウジーニョという世界一のプレイヤーが同じチームにいるのでいい手本になると発言していました。

メッシがスーパースターになったのもロナウジーニョの影響が少しはあったのではないでしょうか。

いい意味でも悪い意味でも。

レアルのホーム、サンティアゴゴベルナベウで敵地にも関わらず喝采を浴びたロナウジーニョ

2007年~

メッシの台頭です。

ロナウジーニョも自身の大会と言われた2006ドイツW杯においての注目選手は?との問いに「メッシだね」とべた褒めだったので物が違ったんでしょう。

ロナウジーニョの夜遊びに伴い、背番号10を引き継いでメッシが完全にチームの中心になります。

監督のペップを中心に、パスを繋ぐティキタカと言われたポゼッションサッカーを展開します。

この時のバルサは強かった。

何よりロナウジーニョ、エトー、デコなどの退団により、バルサの時代も終わりだなって思ってたところの圧倒的な強さですから。当時本当に驚きました。

それだけでなく、バルサが母体となったスペイン代表もユーロ2008、2010南アW杯、ユーロ2012と主要国際大会3連覇。

日本代表も当然インスパイアされてました。結果はお察しですが。

この間、レアルはスーパースターのCロナウドをマンUから獲得したり、モウリーニョを監督に据えたりとしていましたが、CL制覇とまではいきませんでした。

2013年~

バルサのMSN時代です。メッシ、スアレス、ネイマールの頭文字です。

スペイン代表も全盛期を過ぎてポゼッションサッカーも限界。

個人的にはタレントを集めただけって印象です。

その間レアルもCロナウドを中心に確実に力をつけ、CL制覇。

バルサもMSNを中心にCL制覇しますが、ネイマールも移籍しましたし、長くは持ちませんでした。

2015年~

レアルが史上初のCL三連覇です。

監督にジダンを据えてCロナウドをエースとしたチームです。

当然バルサもMSNだのでスターを集めて国内リーグなどでも強さは保っています。

しかしやはりCロナウドもさることながら、ジダンがぐう有能なんでしょう。

ペップの本やモウリーニョの本は何冊か読んでるんですけど、監督としてのジダンに関しては未だ情報が希薄です。

ただモチベーションの保ち方、年を取ってきたCロナウドなどのコンディション面の調整が抜群という話は聞いたことあります。

代表、国内リーグ、CLと一流になればなるほどサッカー選手は激務ですから。

Cロナウドとの関係も超一流は超一流を知るということで、あのレベルでしか分からないコミュニケーションがあると思われます。

まとめ

CL連覇したチームもいなかったにも関わらず、レアルが連覇どころか3連覇を達成したのは本当に偉業だと思います。

当時明らかに世界最強チームだったバルサですら連覇はしていませんから。

それが3連覇。異次元です。

間にドイツ代表を含むパスサッカーを粉砕したバイエルンなども存在しますが、割愛するとレアル→バルサ→バルサ→レアルで時代が移り変わっているということなんでしょう。

フォーブスの資産価値においてもサッカーでは毎年マンU、レアル、バルサが1~3位です。

そう思うとマンUもうちょい頑張れよって思わなくもないですが、それだけCロナウドとメッシの実力が図抜けているということなんでしょう。

話題のイニエスタ退団、ロナウドメッシも年取ってきていよいよとなると、個人的には今後の展開が楽しみな限りです。

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