【野球】弱いのに首位?カープが首位である理由と他球団の現状

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交流戦も終わりました。少しここまでの戦いを振り返ってみたいと思います。

数年前まで広島ホームのカープ中継『勝ちグセ。』をバカにしていました。

なぜなら弱いから。

『負けグセ。』が始まったよとか思ってました。

カープは今なぜか首位です。

なぜなんでしょうか?

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勝ち癖がついている

現在のカープ(2018/06/11現在)は首位独走中。

戦力を見ても昨年までの強さは全くありません。

打線も鈴木誠也に多少ケチついてますし、丸が例年通りアヘアヘ四球マンになっているだけでこれといった打者はいません。

投手陣もリリーフはまずまずですが、交流戦が始まってからというもの投壊です。

好調の要因として、私は本当に 勝ち癖がついているのではないかと思っています。

去年のように圧倒的戦力で試合を進めれれば楽ですが、基本的にはそんな昔の巨人のようにはいきません。

今年は勝つにしても僅差が非常に多い。

これぞ勝ち癖です。

やはり一昨年去年の優勝を経て、勝ち方を知ってきたんだと思います。

選手だけではなく、監督ら首脳陣も。

今は少し低迷していますが、一昔前の巨人や落合中日が最たる例です。

巨人は基本的に巨大戦力なんですが、戦力的にそうでもない年でも優勝してたりします。

落合中日も然りです。

最少得点でも優勝というのは間違いなく勝ち方を知っています。

セイバー的にWARだのなんだのありますが、勝負事なんで指標が絶対ではありません。

かならず勝負所での勘があります。

この勘が働くかどうかというのが勝ち癖につながっているのではないかと思います。

緒方監督の成長

緒方監督が1年目2年目3年目4年目と確実に成長しているように思えます。

1年目は本当にひどかった。戦力的には優勝しても全くおかしくありませんでした。

マエケン、ジョンソン、黒田とエース3枚いましたから。しかし結果にはつながらず。

そこで考え方を変えたんでしょう。

2年目はちゃんと戦力を活かして優勝し、3年目今年とすごくよくなっていると個人的に感じます。

前なら完封させたのになぁ…

舐めプせずに守備固め出せよ…

と思っていた場面でもきちんと采配しています。

インタビューでも

「投手陣とは話す機会がないので練習中はブルペンに行く」

「トレーナーとしっかり話し合って選手の体調を把握する」

といった コミュニケーションを非常に大切にしている旨の発言が目に付きます。

現役時代からどちらかと言えば愛想が無いタイプですが、監督業に就かれて姿勢を改めたんだと思います。

選手なら愛想が無くても結果さえ出せば何も言われません。

監督も基本的に結果さえ出せば何も言われません。

しかし管理職ということもあり、結果へのプロセスが選手時代とは全く違います。

娘の意見を参考にしたという逸話もありますが、それを取り入れて姿勢を改善したのは文句のつけようがありません。

ペナントレースは他球団との相対性

当たり前ですが、プロ野球ペナントレースは相手が弱ければ並でも上位にいます。

セリーグの現状を見てみます。

巨人

正直巨人が勝っていない理由がよく分かりません。

センターラインも坂本、吉川、陽、小林と守備はそれなりにしっかりしてます。

陽の離脱は通常運転として、マイコラス退団を埋める若手の台頭が無いのが一番でしょうか。

勝ち頭とまではいいませんが、五分五分の投手でも現れると違うでしょう。

巨人も逆指名無くなってなかなか苦しそうです。

逆指名が無くてFA戦略一本だとどうしても年齢的に難しいですから。

阪神

投手陣は素晴らしいと思いますが、野手がひどい。

去年は大山4番だのルーキーに頼らざるを得ないのが苦しい証。

正直対戦していてピンチでバッター大山とかラッキーと思ってしまいます。

素直に鳥谷とかの方が対戦相手としては嫌です。

相手が嫌がることをしてこないのも楽です。

結局、糸井福留に頼るようではチームとして勢いも出ない感があります。

横浜

主軸は素晴らしいんですが、優勝するにはまだ戦力が至ってない感があります。

特にセンターラインに苦労している印象です。

桑原、ルーキー神里、倉本…。ちょっと苦しいです。

桑原とかも正直カープでいうと安部の匂いがします。

昨年、精一杯ブレークしたなって印象です。

戦力的には悪くないと思いますが、センターラインが弱いと細かい野球が出来ません。

そのため大和を獲得したんでしょうが、未だに戦力的に充実していないのが現状です。

梶谷の成長も完全にストップしているのも痛い気がします。

中日

落合のつけが来ているのか戦力が明らか足りてません。

個人的には高橋周平の永遠の若手感が半端ない。

高橋に始まり、福田、京田など再建中感が否めません。

松坂が話題になる時点で少しきついでしょう。

ヤクルト

投手に絶望感しかありません。

しかし交流戦では投手陣も持ち直して結果を残していたので希望はあります。

怪我人は毎年ですが、基本的に打線はいいですから。

カープも弱いんですが、他球団もかなり苦しんでいます。

まとめ

まだ6月半ばで気が早いのですが、怪我人が相次いでのこの順位ということは終盤になっても優勝争いにも絡んでいるのではないかと期待しています。

むしろどこも突出していないので、このままグダグダいくのではないかと思います。

戦力がある巨人が本命、投手力が図抜けているので安定度がある阪神が対抗、大穴で横浜といったところでしょうか。

とはいえカープも全く強くないのでセリーグは相変わらず低いレベルで混戦になるのではないかと思います。

ペナントレースの行方は分かりませんが、引き続き楽しませてくれそうです。

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