面白いわけでもつまらないわけでもない普通に最後まで観れる洋画を備忘録として留めておこうと思います。
可もなく不可もない映画が多いのでボリュームも必然的に多くなってしまいました。
特に伝記や歴史、戦争、ドラマ系の映画は学ぶことはあれど、面白いかと言われるとエンタメ性に欠けるので個人的には★3になってしまいがちでした。
最高の人生の見つけ方
ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンのW主演。タイトル通りの内容。つまらなくもないがあまり印象に残らない。まだこの年で終活映画は無理があった気もする。話はうまくまとめてある。世界各国のロケ、どうやって撮ったのか不思議に思う。素人には実際にやっているのか合成かよく分からないがそこは印象に残った。
マスク
ジム・キャリーとキャメロン・ディアス出演。完全なるコメディーで個人的には少し笑える程度だった。このときのキャメロン・ディアスが若くて信じられないぐらい可愛い。赤のドレスと髪のアップがとても似合っていた。
TAXiシリーズ(1,2)
マリオン・コティヤール出演。頭空っぽ系のコメディ映画。主演の俳優はフランス人で私は二人とも全く知らなかったが、その割にはそこそこ楽しめた。若かりし頃のマリオン・コティヤールのヌードもあり、不純なおまけもあった。続編はかなり出ているが、2を観たらおバカ具合とくだらなさがアップしており大して面白くなかったのでもうタクシーシリーズはいいかなという気になった。
ゴッドファーザー三部作
マーロン・ブランド、アル・パチーノ、ロバート・デニーロ出演。20世紀最高の映画とまで言われているすこぶる評価の高い超有名タイトル、ゴッドファーザー。PART1とPART3は3時間。PART2は4時間近くあった。間に休憩がある映画は初めて。名作扱いされるのも分かる。しかし私は個人的にあまり好きではなかった。観ていて疲れる。特にPART2。1と3は割とシンプルなのでそうでもないが2は非常に疲れた。とはいえ2が一番評価高い理由も分かる。PART2は3つの中でも特に完成された映画だった。BGM、雰囲気、深読み、描写、対比、苦悩などなど全てが詰まっている。しかし私自身、基本的に単純な人間なので重苦しい雰囲気でずーっと何時間も続くのがつまらない。また会話の内容も皆まで説明することなく、描写や表情だけで深読みして理解を進めていくシーンが多い。そのため、物語の進行はゆっくり進んでいくにも関わらず、観ているだけで無意識のうちに頭をフル稼働しているせいか本当に疲れた。凄く複雑なサスペンスを観ているようだった。全て見てもちょくちょく分からないシーンがあるのでまた10年後ぐらいに見直すかもしれない。完全にスルメ映画だ。好きな人は好きなんだろうなーっという映画だった。ドストエフスキーとか好きな人が好きなんだろうなという匂いがした。人に薦めれるかといえば全くお薦めはしない。
ニュー・シネマ・パラダイス
名作と言われているイタリア映画。誰かは忘れたが女優は非常に美人だった。内容は淡々と進んでいくのだが、ノスタルジー感もありうまいことまとめてあるのはよかった。またBGMが日本人にはCMで馴染みのあるBGMで、正直音楽だけでもある程度楽しめる作品だった。短縮版と拡大版の2種類あるらしく、短縮版しか見ていないので機会があればロングバージョンも観ようと思う。「なぜ100日目に~」というおじいさんの傭兵の話の答えはイマイチ分からなかったが、拡大版を観るときの楽しみに取っておこう。正直、全体的に内容はそんな面白いものでもなかったが、音楽がよかったので★3にしておこう。
イエスマン “YES”は人生のパスワード
ジム・キャリー出演。ジム・キャリーなのでコメディタッチで内容は勿論無いのだが、それなりに楽しめた。ジムキャリーがギターを持って歌いつつ説得しながらみんなとコーラスするシーンが非常に印象的で大好きだ。
シャーロック・ホームズシリーズ(1,シャドウゲーム)
ロバート・ダウニー・ジュニアとジュード・ロウ出演。1が★3でシャドウゲームが★2。つまらなくはないがそこまで面白くはなかった。原作を何冊か読んだことあるので自分のイメージと少し違うのもあるのかもしれない。特にシャドウゲームに至ってはアクションに寄りすぎて単調になりすぎて面白くなかった。また脚本もイギリス人っぽい洒落た言い回しが多く、カメラワークも凄く早いのでついていくのに少し疲れた。ジュード・ロウが異常に恰好よかった。
イエスタデイ
ビートルズが存在しなかったらという話。ビートルズは結構好きなのでそれだけで楽しめたが、特に話の内容は面白いわけでもないのでビートルズに興味ない人は全く面白くないと思う。エドシーランが出ていてびっくりしたが、こんな扱いの役でよく出演OK出したなと感心した。ちなみにエドシーランも好きなのでそれなりの評価になっているが、基本的にはこの手の設定の話はリスペクトが絶対であり振り切れないので面白くはない。
ダークナイト3部作
クリスチャン・ベール出演。バットマンのことを全く知らなかったので経緯の説明があるビギンズが一番楽しめた。ノーラン監督の作品は結構刺さるはずなのにダークナイトは全く刺さらなかった。ヒロインも1はケイティ・ホームズで可愛くてよかったのに2は女優が微妙になったのが残念だ。3はアンハサウェイで持ち直して長い長い3部作のラストということでラストのまとめ方も粋な感じがしてよかったが、シリーズ全体で見ても単体でみても1.2.3どれもイマイチだった。まぁバットマンだから仕方ないが、やっぱ夜活躍するっていうのが画も含め全体を暗くしてきつい。
トップガン
トム・クルーズ主演。トム・クルーズがただただ格好いいだけの特に中身がないパイロット映画。個人的にトム・クルーズが結構好きなせいか中身も無いし、映像が古いにもかかわらずそれなりの評価になってしまった。ヒロインも美人だ。
ボヘミアン・ラプソティー
クイーンの楽曲は凄く好きだが、内容はほぼ想像通りで全く感動がなかった。フレディの悩みが自分とは全く接点のないことで、理解も共感も出来なかった。ただ作中でクイーンの曲が使われるのと作曲秘話は知らなかったのでそういう点ではそこそこ楽しめた。
アポロ13
トム・ハンクス出演。事故のことを詳細に知らなかったので単純に勉強になった。あんな方法で電気や燃料を節約しつつ無事帰還したんだなぁと思うと少し感慨深いものがあった。私は宇宙物やノンフィクションが結構好きなのでそれなりに楽しめたが、正直娯楽映画としてはどうかなと思う。
ビバリーヒルズ・コップ
エディ・マーフィ出演。内容はタイトル通りのアクションコメディ。エディ・マーフィが面白コメントを言うだけの特に中身のない映画。めちゃくちゃつまらないわけではなく普通に最後まで観れたが、残るものは何もない。シリーズ物なので時間があれば他も観ようかなとは思う。BGMに馴染みがありすぎるので大して面白くないけど勢いで★3になってしまった。
それでも夜は明ける
自由黒人の話なんでつまるつまらないの話ではないが、私はそれなりに観れた。ちょっと人種差別はデリケートな問題なので述べにくいが、「ある奴隷少女に起こった出来事」をリマインドさせる作品だった。
シンドラーのリスト
リーアム・ニーソン出演。ほぼ白黒で描かれた映画。とにかく長い。シンドラーについてはかなり盛られてあるらしいが、ホロコーストの実態が少しは分かると思う。個人的にホロコースト作品は今までの人生において食傷気味なので特に思うことはなかったが、観て損はしないと思う。シンドラーの心情の変化が上手く描かれており、物語として綺麗にまとまっている。ただお薦めするかと言われたらお薦めはしない。観ていて楽しいものではないから。
コマンドー
シュワちゃん出演。シュワちゃんがひたすら暴れまくるだけの脳筋映画。内容はシュワちゃんがかっこいいだけ。ヒロインの女もシュワちゃんに感化されてどんどんたくましくなっていくのが笑えた。娘一人救出するのにたくさんの人が死ぬのも「おいおいおい」と笑ってしまう。
メリーに首ったけ
キャメロン・ディアス主演。恋愛映画はそんな観ないがキャメロンディアスが好きなのとあまりにも有名タイトルだったので観てみた。キャメロン・ディアスの美貌を観るためだけの映画。髪が短いのもいいけど、長いときのキャメロン・ディアスがとにかくやばすぎる。マスクに出演している時ほどではないが、今作も勿論可愛い。内容は勿論ほぼ無い。強いて感想を述べるなら相手役の男が不細工でイケてないにも関わらず、いい奴で一途なだけでキャメロン・ディアスに刺さっているのが現実とは違い男に夢を与える。
ビューティフル・マインド
ラッセル・クロウ、ジェニファー・コネリー出演。昔、大学で習ったナッシュ均衡のナッシュさんのことだと思われる天才数学者の実話に基づいた話。凄くよく出来ていると思うが、こういった作品は少し評価がつけにくい。つまるかつまらんかという作品ではないのでオススメはしにくいが、観て損はないと思う。
アメリカン・スナイパー
ブラッドリー・クーパー出演。タイトル通りイラク戦争時のアメリカのスナイパーの話。実話ベースに作られているらしく評価はとても高いが、正直私にはあまり合わなかった。戦争物はどうしても話が暗くなるので合わないケースが多い。またこの作品に限らず、今のところイーストウッドが監督する作品は真面目な作品が多くて私には肌が合わないように感じる。
オリエント急行殺人事件
アガサ・クリスティ原作。名探偵ポアロが活躍する探偵物。俳優陣がやたら豪華だった。内容はこれといったこともなく、事件が起きて淡々と進んでいく感じ。豪華俳優陣並びに衣装や雰囲気、景色が綺麗なのでそれなりに観ることは出来るが、期待する程の面白さではなかった。映画とは関係ないが、アガサ・クリスティは原作を読んだことがないので有名な『そして誰もいなくなった』ぐらいは読んでおこうと思う。
ねじれた家
アガサ・クリスティー原作。可もなく不可もないミステリー。内容についてはミステリーなので伏せるが相変わらず英国風の建物や洋服は美しかった。やや冗長な部分もあるがそれなりに最後まで観れた。相手役の女優が可愛かった。
ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男
ゲイリー・オールドマン出演。イギリス首相、チャーチルの伝記映画。四面楚歌の中、戦時の難しい判断が求められる中、如何にチャーチルが政治的判断を下したかという話なのでそこまで面白いものではない。勿論エンタメ性はさほどなく、伝記物にありがちな淡々と進んでいく感じだった。
ブレイブハート
メル・ギブソン出演。1300年頃のスコットランド独立戦争の話。歴史物は好きだしそれなりに楽しく観れたが如何せん3時間と長すぎる。戦争シーンが長くてダレたので2回に分けて観てしまった。もうちょっと何とかならなかったのかと思う。話の内容はかなり盛ってありフィクション要素多めらしいが、一応それなりに面白かった。戦争なのでどっちがいい悪いっていうのはあまりないとは思うが、スコットランド人が観たらスコットランド独立運動に傾倒する気持ちも分かる。
ワールド・ウォーZ
ブラッド・ピッド出演。コロナ禍においてはタイムリーな細菌ゾンビ映画。つまらなくもないがめちゃくちゃ面白いわけでもない中途半端な映画だった。これといったインパクトもなく、淡々と終わった感じ。話の展開に無理があるのも含めて正直もう少しなんとかなった気がしないでもないが、それなりに最後まで観れた。
ギャング・オブ・ニューヨーク
ディカプリオ、キャメロン・ディアス、ダニエル・デイ=ルイス、リーアム・ニーソン出演。19世紀のニューヨークが舞台のギャングの話。内容はネイティブアメリカンのギャングとアイルランド系移民のギャングの抗争や復讐を軸に当時の社会情勢を絡ました内容。世界史でいうところのジャガイモ飢饉によるアイルランド移民。アイルランド系がいなければディズニーやオバマもいなかったという話もなにかの本で目にしたことがある。どちらかといえばギャングや復讐うんぬんより人間が今なお抱える移民に対する寛容性について思い浮かべながら観てしまった。面白いかどうかでいえば内容も暗く、重厚感を漂わせながら話が展開されていくのであまり面白いものではない。スコセッシ監督は重い映画が多くて私には正直なところ合わない。
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