練習場のボール(レンジボール)とラウンドで使うボール(コースボール)は明らかに違います。
ゴルフをやっている人なら打ち比べるとすぐにわかります。
コースボールの打感の良さはたまりませんからね。
構造の違い
まずは構造の違い。
レンジボールは1~2ピース構造であるのに対してコースボールは3~4ピースが主流。
ピースというのは何層構造で出来ているかということです。
当然層が増えるにしたがって、ボールが傷つきやすくなります。
コースボールをカート道に打ったりしたらすぐ傷つきます。
しかしレンジボールは表面の汚れこそあれ、ボールがささくれたりはしてません。
練習場ボールは何千回と打たれるわけですから当然レンジボールは耐久性に優れたものを採用します。
飛距離の違い
一番の違いは飛距離だと思います。
レンジボールの方が圧倒的に飛びません。
これは限られた土地である狭い練習場のことを考えると当たり前です。
ネットを破いたりしてもいけませんので。
体感的には9番アイアンぐらいまではあまり変わりません。
しかし飛距離が出る5番アイアンやウッドぐらいになると明らかに違うので少し注意したほうがいいかもしれません。
番手が大きくなればなるほど違いが出ます。
あまりに飛距離が出ないのでマン振りしてフォームを崩す可能性もあるので変に意識しないようにしたほうがいいかと思います。
弾の高さ
明らかにレンジボールは低く出ます。
アプローチの球の出だしから違います。
アイアンショットも明らかに違います。
ドライバーに関しては後述。
フックやスライスの度合い
レンジボールの方が球離れが早いです。
球離れが早いということは、それだけボールとフェースとの接触時間が短いので当然捕まりは悪くなります。
ということは、レンジボールはスピンもかかりにくく、また球も上がりません。
サイドスピンも同様にかけにくいので曲がりにくく、直進性もあり、捕まりが悪い分、少しスライスしやすいということです。
ドライバーで打った時
しかしドライバーでは少し話が違います。
アプローチやアイアンに関しては、コースボールの方がスピン量が多いので球も高く上がります。
しかし、ドライバーはヘッドスピードが速いのでボールの外層ではなく内部に力が伝わって、スピン量が少なくなり結果よく飛びます。
これが3~4ピースにする理由でしょう。
凄いですね、最近のボールは。
しかし捕まり自体はレンジボールの方が悪いので、少しスライスしやすいかと思います。
まとめ
レンジボール
- 捕まりにくい
- 飛距離が出ない
- 高さが出ない
- スピン量が少ない
コースボール
- 捕まりやすい
- 飛距離が出る
- 高さが出る
- ドライバーで打つとロースピンになりボールが吹き上がらず飛距離が出る
- ウェッジで打つとスピンが入る
ただ飛距離と高さは明らかに違いますが、横のばらつきに関してはスライスがフックになるといったことは絶対にありません。
ストレートのボールが落ち際少しスライスしたかなぐらいで、大勢に影響はありません。
それにアマチュアが毎回ピン絡むとかパーオンとかそういったコントロールなんて基本的にありませんから。
練習場でそれなりにまっすぐ打てる人は、コースでもそれなりにまっすぐ打てます。
また私が行っている練習場もそうですが、最近新たなレンジボールを導入しているところが増えています。
導入するボールによって、球離れや柔らかさなどが違うので、どうしても違いが気になる方は練習場のスタッフに尋ねてみるのが一番確かだと思います。
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