『フューチャーGOLFツアー広島ピースカップ』が鷹の巣ゴルフクラブで開催されたので、生まれて初めてプロゴルファーのプレーを生で見てきました。
放送予定は
- 3月23日(土) 午前9時25分〜10時50分 広島テレビ
- 3月31日(日) 午前11時00分〜午後1時00分 CS放送日テレジータス
だそうです。
広島では男子プロの試合を観る機会が無いし、ゴルフを嗜む者として観戦しておいたほうがいいなと思い鷹の巣ゴルフクラブまで足を運びました。
参加プロは石川遼、星野陸也、稲森佑貴、 時松隆光など日本ツアーをあまり見ない私でも聞いたことある選手がちらほらいました。
ギャラリーは1,000人程度でしょうか。
割と少なかったですが、観る分には最高でした。
ほとんどの人が石川遼プロについていき、他の組には10~20人程度しかいません。
そのため、非常に間近でプロのプレーを観ることができ、一緒に回るのに近い感覚で観戦することが出来ました。
また、鷹の巣ゴルフクラブも5回程回ったことがあり、コースを見るとそれなりに思い出せたので参考になりました。
私が感じたプロとアマの違い
飛距離
飛距離は明らかに違いました。
ボールの初速や弾道がアマとは全然違います。
ドライバーの飛距離もさることながら、アイアンでもピンまで170yのPAR3でゲンちゃんこと時松プロがキャディに
『8番。いや、やっぱ7番ちょーだい』と言っているのが印象的でした。
改めて我々とは持つ番手が2番手3番手違うんだなと感じました。
ターフの取れ方
ターフは取れるのですが、これはさほど衝撃を受けませんでした。
アイアンショット、残り100y、50yなど様々な番手でのターフの取り方も注目してみていましたが、まぁこれぐらいは取れるよねっていう感じでさほどアマとの違いは感じませんでした。
スイングスピードによる違いは多少感じましたが、そこまでの違いは感じませんでした。
打球の方向性、弾道
打球の方向性もさほど衝撃的ではありませんでした。まぁこんなもんよねって思うぐらいで。
弾道はHSが速いのでさすがに高く上がりますが、それも想像の範囲内かなと。
正確性もアマとはミスの幅は違いますが、TV通りだと思います。
アプローチ
アプローチに関してももっとベタベタ寄せてくるのかと思いましたが、思いの外寄せ切れていませんでした。
やはり私が普段TVで見ているのはトッププロの調子がいい選手なので割とOKの距離に寄せてきますが、プロでも毎回OKの距離には寄せれないんだなと感じました。
私がイメージしている通りのアプローチを打ってくれた時も、この距離でこの高さならこの程度はスピンかかるよねぐらいでさほど驚きもありませんでした。
まぁ当然イメージ通りに打てるかどうかの違いはありますが、その行為自体に何か感じることはありませんでした。
パット
パッティングは明らかに違いました。
当然強気でオーバーをすることが多いのですが、ワンピン程度オーバーしても返しのパッティングはかなりの高確率で決めていました。
飛距離に関してはアマとプロでティーイングエリアで調整して違いが誤魔化せますが、パッティングは明らかに違いを感じました。
ロングパットの距離感と入れごろ外しごろを決めてくる確率はアマとは全然違います。
『Never up Never in』の精神でショートも少ないですし、やはりゴルフはここかなと。
バンカーショット
パッティングも違いましたが、バンカーショットも全く違いました。
やっぱプロはバンカーからそれなりに寄せてくるなぁとしみじみ感じました。
サンドセーブ率が全然違います。
打球音
アイアンショットの打球音が一番衝撃的でした。
私ぐらいのHSのおっさんアマはアイアンの打球音が『パシュッ』って感じで少し高い音が混ざったりします。
しかしプロは『バチーーッ!』って鞭で何かを叩いてるかのような低く大きな音が鳴っていました。
これはちょっと衝撃的でしたね。
スイングスピードそのものが違うなと改めて思いました。
全体の感想
よく男子プロに関しては『プロは違う』『参考にならない』などという意見を聞いていたのですが、私は感受性が乏しいのか正直そこまで凄いとは思いませんでした(殴)
初めて野球を観に行ったときのイニング間の何気ないキャッチボールの方が遥かに衝撃的でした。
良かった点としては人数が少なかったので、数歩先にプロがいる状況で臨場感があり非常に楽しめました。
飛距離が違うのでゴルフの参考にはならないのですが、間近でプレーが観れるのはよかったです。
悪かった点としては、同じ組の学生ゴルファーの相手をもう少ししてもいいんじゃないかなぁと思いました。
ティーショット打ったらプロ同士は喋りながら歩いて、学生はぼっちというのが見ていて感じ悪いです。
ゴルフは個人競技で協調性などが欠如するのか、片山晋呉事件然りプロスポーツは人気商売ということに対しての自覚やそれに対する愛想が全くなかったですね。
そんな中、中西直人というプロが非常に愛想よく、ギャラリーを楽しませてくれたので非常に好感を持てました。
あそこまで愛想よくしろとは思いませんが、ガチガチのプロツアーでもなくゴルフ人気のための地方巡業の意味合いの大会です。
石川遼くんがスピーチで「普段プロゴルファーは移動を共にしないので、今回はバス1台で移動してプロ同士の交流が深まった」と言っていましたが、プレーを観る限り仲良くなるのはいいけど仲間内でやっとるじゃんって気がせんでもありません。
20代半ばの若手プロが中心なのでそこまでの気配りは出来ないのかもしれませんが、観ているこっちとしては中高生が頑張ってんだからもう少し構ってあげてもいいんじゃないかなと感じました。
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