ボルケーノ
トミー・リー・ジョーンズ出演。タイトル通り火山溶岩系のパニック映画。トミーリージョーンズが出演しているし、ちょうどパニック映画を観たかったので観てみるかと思ったのが間違いの始まりだった。トラック倒して溶岩の流れ変えようとしたりバリケードで止めようとしたり本当に酷い。溶岩舐めすぎだろ。もはや溶岩さんに怒られてしまうレベル。挙句の果てには私の嫌いな子供も絡ましてもはや救いようがない。絵に描いたような糞映画だった。
サイン
メル・ギブソンとホアキン・フェニックス出演。2大スターの共演+シックス・センスの監督ということで観てみた。率直に述べると酷いの一言。神の存在を信じている人や熱心な宗教家、はたまた大して意味もないことを深く解釈して悦に入ることができるようなSNSポエマーだけが観ていればいいと思う。こんなもの観るだけ時間の無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!
アイ,ロボット
ウィル・スミス、ブリジット・モイナハン出演。AIロボットの反逆の話。ありがちなストーリーな上に映画自体も全く面白くなく非常に退屈だった。相手役のトムブレイディの元カノが超美人なぐらいだった。CGだらけなのもきついが、CGのクオリティも酷い。やや古い映画ということを考慮したとしても展開もオチも弱いし完全な駄作だと思う。
ハムナプトラ/失われた砂漠の都
ブレンダン・フレイザー、レイチェル・ワイズ出演。アクションファンタジー映画であり、シリーズ物の一作目。世界史が好きなのでイケるかなと思ったが、全く合わなかった。インディジョーンズやパイレーツを楽しめる人なら物凄く楽しめる気はする。家族向け映画かなと。私にはファンタジー色が強すぎて、最初から最後まで没入感を得ることが出来なかった。レイチェル・ワイズは相変わらず可愛い。
(500)日のサマー
ズーイー・デシャネル出演。久々に完全な地雷映画作品に当たった気分。有名だし1時間半と時間も短いので興味ないけど観てみるかと思ったのが地獄の始まりだった。ズーイーがオタクウケする女子みたいな風貌で全く私のタイプではないことを差し引いても単なる駄作だと思う。自由奔放と我儘を履き違えている面倒くさい女ってたまーにいるよねという映画。男みたいにサバサバしてる性格って自分でいう女子にも近いものを感じるが、実際には我儘で人の気持ちが分からんだけの頭お花畑のパターン。恋に恋してる面倒くさい女だけが観てればいいんじゃないかと。今までの人生、この手のヤバメな女は避けて生きてきたということもあり、完全に時間の無駄だった。
TENET
ノーラン監督のSF映画。『インセプション』『インターステラー』と非常に面白かったので期待していたが、今作は全く面白くなかった。1回目観た時に整合性が取れてなさすぎるせいか6割ぐらいしか理解出来なかった。一呼吸おいて頭を整理して大事な所を何回か見直して8割ぐらい理解した後、色々考えてみたもののやはり整合性が全く取れていない。この映画、初手から理屈が通ってないしどう考えても成り立ってないからそのロジックでずっと来られてもこっちが追い付かない。『インセプション』も『インターステラー』も最後は結局「ファンタジー+ドラマ性」で整合性が取れてないのを誤魔化しつつそれなりにまとめ上げてくれたのでよかったが、今回はファンタジーで誤魔化さずさらにはドラマ性も弱いのでどうしても理屈が目立ってしまう。また説明不足感も否めず、『インセプション』みたいに丁寧にやってくれたらよかったが、今作は逆行理屈の初っ端から論理破綻を起こしているのでおそらく説明要素を入れることができなかったんじゃないかと思ってしまう。熱のルールといった細かい設定も、もはや火傷を綺麗に治すの難しいから低体温症にしたほうが都合いいだろぐらいにしか思えない。アクションもストーリーもつまらない上に理屈も酷いとなるともはや完全なる駄作。現に1回目観たとき整合性が取れてなさ過ぎて早く終わらないかなこれって思ってしまった。シャラポワ似のねえちゃん鬼スタイルだなとかつまらんすぎて他のことを考えていた。正直、理屈に無理がありすぎて理解は出来ないのだが、作り手側の気持ちを汲んで理解した体で観ても話自体がつまらないので全くお薦めすることが出来ない。作り手がこういう映像撮りたかったんだろうなっていうシーンが何か所かあったので視聴者を蔑ろにした作り手本位の映画だなとも受け取ってしまった。
ザ・コア
この時に流行った地球滅亡物のアルマゲドンパターン映画。1時間程観ていたがホリホリし始めて最初にクルーがお陀仏になったぐらいでB級臭さとつまらんさが一気に来て観るのをやめ、早送りしてラストだけ観た。初めは真面目に観ていたが仕事で疲れていたせいかB級映画だと気づくのにも時間がかかったし、B級映画を楽しむ余裕もなかった。ラストの方も相変わらずB級臭さを出していたのでおそらく途中飛ばさなくても全く面白くないと思う。話も無茶苦茶なうえCGも安っぽいし今観ても全然かと。B級マニアは好きそう。
アメリ
有名なフランス映画。この映画、私には非常に難しかった。これだけヒットしているしB級映画じゃないのでメッセージ性はあるが、如何せん主人公が極度のコミュ障なので何をしたいのか、何をしているのかが凄く掴みにくかった。基本的に会話も少なく、1つ1つのエピソードも小さいがゆえに発展性が無いので、エピソードの概要が本当に掴みにくい。説明が画しかない。そのうえ、つまらないので集中力が持続できないというのも個人的には大問題だった。とにかくあまりにも一般人と思考回路が違いすぎて共感は出来ないし、理解することも難解だった。勿論理解したからって面白いわけではないし、話の内容もほぼ無い。コミュ障がコミュ障なりに頑張って成長しようとしてますよっていう姿を見せられてもそんなこと全く興味もないし面白いわけがない。世界観や雰囲気で映画を楽しむ人向けだと思う。ただそういう映画の楽しみ方をする人にこの映画分かるんかなぁと思ってしまう。根暗行動で難解だからこそ雰囲気を重たくせずにっていう意図もある気はするが…。まぁどちらにしろ私には1ミリも刺さらなかった作品である。
シャイニング
ジャック・ニコルソン出演のホラー映画。つまらなかった。『2001年宇宙の旅』よりはわけわからんことはないが、分からないことや繋がらない点も多々あるし何よりシンプルにつまらない。『2001年宇宙の旅』がめちゃくちゃ刺さる人ならいいんだと思う。相変わらず中身無いのに冗長だし。1時間程で「またこれ系の作品か」ということに気付いて、そこからは地雷踏んだ後悔を噛みしめつつ最後まで頑張って鑑賞した。これ系で名作と謳われている作品はいくつもあるが、正直同じ徒労感を共有するための罠、すなわち高度な情報戦が行われていると個人的には思っている。
レヴェナント:蘇えりし者
レオナルド・ディカプリオ出演。西漸運動の頃の実話ベースの映画という情報だけでワクワクして鑑賞を非常に楽しみにしていたが全く面白くなかった。実話ベースっていっても古すぎてほぼ創作な感がある。内容はとにかく退屈な上に長い。しかも掴みも悪いもんだから全く没入感が得られない。ストーリーも敢えて語らずで会話も説明も少なめ。画を観て感じ取ってというパターン。テンポも悪いしとにかくつまらなかった。褒める点は映像美とディカプリオ演技頑張ったんだな、オスカーおめでとうってことぐらい。ストーリーもつまらないうえ苦手な宗教要素も少しあるしで個人的には完全な駄作。ディカプリオで完全に外すっていうのもアビエイター以来な気がする。
リンカーン
ダニエル・デイ=ルイス出演。スピルバーグ監督によるリンカーンの伝記映画。びっくりするぐらいつまらなかった。基本的にスピルバーグが監督している作品は面白くないが特に酷い方だと思う。内容はリンカーンが議会の票を集めることのみ。数多あるリンカーンのエピソードで敢えてそこだけをやるかという感じ。リンカーンのエピソードが出尽くして二番煎じになるのを回避したいのかよく分からないが、こんなエピソードを軸にするならやらにゃいいのにとまで思ってしまう。暗殺シーンだけでも盛り上がればいいかと思って最後まで観ていたら暗殺の描写も無いので盛り上がるわけがない。西郷隆盛でいうと西南戦争前の明治政府との駆け引きだけをやって斉彬、禁門の変、薩長同盟、無血開城、西南戦争が一切無いレベル。今まで本や映像作品で数多く触れてきたリンカーン、南北戦争、黒人奴隷作品の中で一番つまらなかった。つまらんうえに長いっていう駄作に欠かせないポイントもしっかり満たしており、★1と評するに申し分ない作品だった。
IT/イット “それ”が見えたら、終わり
有名なホラー映画。1時間10分ぐらいして観るのをやめた。映画を途中で切ったのは久しぶりな気がする。スタンドバイミー要素が満載で私にはきつすぎた。ホラー映画も好きじゃない、スタンドバイミーも好きじゃない、子供も大嫌いと私にはハマる要素が何一つ無かった。いい歳した大人が観るものでもない。最初からずっとつまらなかったが、子供同士が石投げだした時点で「こりゃダメだな…まだ先も長いし続編もあるしやめとくか」と諦めた。ホラーが好きな人かスタンドバイミーが刺さる人ならいいんじゃない程度の映画。ただPG15作品とあるが、小中学生ぐらいが観ないと面白くないような作品なのに大人しか観れないっていうのはどうなんだろうと疑問に思った。昔のitを思い出しながら懐古する人向け映画ということなのだろうか。
グレートウォール
マット・デイモン出演。万里の長城を舞台としたアクション映画。数人を除いてほとんど中国人俳優が演じている。一応最後まで観たがびっくりするぐらいつまらなかった。CGだらけなのは許せるが緊張感もさほどないし得る物も何も無い。Amazonの字幕の訳も酷かった。「Here you are」を「あなたはここに来ている」だったかな。中学生が訳してるんじゃないんだから…。中国語の方はさておき、英語の部分は意味が通じない部分が他にも散見されて映画と同じぐらい酷かった。「攻撃がない」とか日本語がすでにおかしい。「攻撃してこない」でしょ。内容も字幕もCGもとにかく酷い映画だった。
グーニーズ
スピルバーグ監督の有名な少年冒険映画。完全に子供向け映画なのでつまらないうえに得る物も全く無かった。スタンドバイミーとインディージョーンズを組み合わせた感じ。冒険劇が好きな大人ならハムナプトラとかインディージョーンズを観た方がいいのではないかと思う。私は田舎育ちなので当然ちょっとした冒険や秘密基地などを作って遊んで友達とワクワクした経験はあるが、大人になってそんなものを観ても全く楽しくない。そもそも今現在、大人である自分に満足しているし、常に好き勝手生きているので改めてあの頃はよかったなぁと思う機会が無い。人生をやり直したいとか思ったこともないし、あまり思い出に浸るタイプではない子供嫌いの私のような人間にはこの手の映画は全くダメだと感じる。自分が幼いときに観て懐かしむというのなら分からないでもないが、初見で大人が観て楽しむには無理がある映画だった。
ロード・オブ・ザ・リング(旅の仲間、二つの塔)
超有名作でアカデミー賞総なめの大傑作…のはずだが、何百本も観てきた映画の中で一番きつかったかもしれない。登場人物、種族、地名などの専門用語が多く物語についていくのに必死だった。2作目の途中まで頑張っていたが、最後は完全に置いて行かれた。個人的にきつかった点はいくつもあるが、まず1作目、2作目と終わった後もそれぞれの作品で全く完結せずに単に続いていくのが本当にきつい。一本3時間あるので3時間冒険してオチが何一つなく次作に続くっていうのは映画観ている側として精神的に来るものがある。次に予備知識無しで観ると専門用語のオンパレードですんなり頭に入ってこなくてなかなか没入感を得ることが出来ない。ファンタジーなので致し方ない感はあるが、それでも説明不足な点は否めない気がする。3つ目に「なんでそうなるの?」という疑問が常についてきた。仲間が合流してくるような物語の本筋に絡むような場面ですら「なんで?君らの関係性なんなの?」ということが頭をよぎり物語に入り込むことを邪魔してくる。動機がよく分からないことが多かった。訳し方が悪いのか脚本が悪いのか理由は定かではないがちょっと酷いなと思った。2作目に至っては3グループにパーティが分かれるので、場面や話もしょっちゅう切り替わるのもきつかった。ただでさえ話に入り込みにくいのにさらに没入するための時間までもが場面の切り替わりにより奪われてしまう…。1グループに至ってはほぼ木に乗っかってつまらない会話をしているだけで展開すらなかった。魅力を感じる俳優もいないし話もつまらなかったので続編の『王の帰還』を観ることはなさそうだ。原作の『指輪物語』は文庫本で全10巻と超大作だが、これを割愛しながら映画にすること自体無理があるんじゃないかと感じてしまった。例えるなら『FF13』のストーリーだけを観ている感じだ。FF13はゲームとしては楽しめたのでストーリーが厨二病全開でもついていけたが、これは映画なのでゲーム性も皆無だしただただきついだけ。正直このレベルの話ならゲームが無いと無理だわ…思ってしまった。『指輪物語』は様々なファンタジー作品に影響を与えた作品なんだろうなという理解はあるが、この映画だけを考えてみると莫大な資金を製作費と宣伝費に投資しただけの知名度だけある単なる駄作だなと感じた。
アラビアのロレンス
オスマントルコからのアラブ独立を描いたイギリス兵のノンフィクション映画。かの有名なイギリスの二枚舌外交に繋がり、今日の中東問題の一因でもある話だが、はっきりいって全く面白くない。ベンハーがそれなりだったのでいけるかなと思ったがきつかった。歴史は好きだが、中東に関してはそこまで好きではないというのもあるかもしれない。如何せんテンポも悪く、エンタメ性も正直無いに等しいので、没入感が全く得られない。また4時間弱ととにかく長い。2時間ぐらいなら教養になるしいいかと思うが、このテンポとつまらなさでこの長さはかなりきつかった。昔の映画なので仕方ないといえば仕方ないが、今観るとかなりきつい。砂漠の撮影など大作であるのは間違いないが、非常に退屈な映画だった。
マッドマックス/サンダードーム
メル・ギブソン出演のマッドマックスシリーズの三作目。2もあまり面白くなかったが、3はもっと面白くなかった。後半は何をやっているのかもはや分からん。子供が出てきてファンタジー的なこと言い始めた時にこれダメだなと思った。インディジョーンズを観ているときみたいに「何やってんだろこれ」状態になり頭に入ってこなくて眠くなった。1はそこそこ面白かったのに2,3と徐々につまらなくなっていくのはシリーズ物としては致し方ないのだろうか。マッドマックスシリーズは会話がほぼ無く、間も長いうえにストーリーもあってないようなものなので私には退屈だった。
ライフ・イズ・ビューティフル
ホロコーストを題材にしたイタリア映画。友人から薦められて観てみたがさっぱりだった。前半から全く面白くなく、戦争に入って少しは盛り返したが結局最後までさっぱり。ホロコースト作品の中で一番つまらなかったかもしれない。ホロコーストや戦争といったデリケートな題材を扱っているにも関わらず、あまりにもありえないことだらけなのがすでにきつい。強制収容所はさすがにそんな甘くないだろと心からイラついてしまう。親父は子供を安心させるにしても常にうるさいし、子供も駄々こねたり正直うんざり。私が子供嫌いというのもあるが観ていてイライラした。自分の子供でも駄々こねたらイラつくのに映画でこんなものを見せつけられるとさすがにうんざりする。うるさいわ駄々こねるわ親父は気を遣ってくだらないことばかり言ってるわでさっさとこの親子、他のユダヤ人のために死んでくれんかなとまで思ってしまった。車の中の気休めもうっとおしいが、通訳の場面が特に酷い。お前のせいで他の奴がルール破って殺されたらどうすんだ。お前らの自己中極まりない気休めコントで人様に迷惑をかけるんじゃない。もし私が同じ部屋の住人なら自身が置かれた絶望感やストレス、労働による疲労からこのうるさい親子をナチス軍人に密告して確実に追い出す。変なとばっちり食らってこっちが殺されたらかなわんわ。なぞなぞじじいも意味不明なうえに何の役にも立たないし。前半はつまらない、後半はイライラ、俳優と女優の容姿もイマイチと何も楽しくない映画。今まで小説、映画とたくさんのホロコースト作品に触れてきたがここまで不愉快になるのは初めてだ。ある意味ホロコーストという負の歴史を馬鹿にしている気さえしてくる。ホロコーストの導入として小学生にみせてればいいような映画だった。惨劇をマイルドにする分は一向に構わないが、ホロコーストを舞台にこれはいけない。今まで観た映画の中で一番不愉快だった。
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